イラストレーターのアトリエノート

イラストレーター城谷俊也のブログ。水彩画イラストで描いた作品や仕事実績をご紹介!

水彩画の描き方のコツ

■洋ナシを描いてみた
透明水彩で洋梨を描いた行程を短くまとめてみました。
水彩画の描き方にも様々な方法があると思います。
私のような描き方はちょっと特殊かも知れません。

基本的にぬりえのような行程で進めて行きます。





■下描きを塗って行く
まずしっかりとした下絵をとり、その色面全体を一気に塗りきります。
そして絵の具が乾かないうちに立体感やモチーフの色合いを
意識しながら、絵の具や水をさして行きます。

■いろんな色をさして行く
全体の色合いが黄色なら、影には茶色や青色などを置いて行きます。
洋ナシの表面の色合いを観察しつつ緑色やうすい赤色などをおき
より深みを与えて行きます。

■水をさす
光が当たる明るい部分には、筆をよく洗った後
筆に水だけをふくませて、水をさします。

ここまでの行程を、色面がかわかないうちに行います。

■ドライヤーでかわかす
ここからはドライヤーで乾燥をさせていきます。

ドライヤーを使うのは、急速にかわかす事で
「にじみ」を定着させ「水しみ」をつけるためです。

この「にじみ」「水しみ」の効果をうまく利用する事で
植物独特の質感が表現されます。

■「にじみ」「水しみ」は自然の質感
乾燥の過程をコントロールすることで
自然にできる質感を絵の中に生かそうというこころみです。

この質感は、花や葉、果物や野菜等を描くときに
とても良い風合いをかもし出し絵の雰囲気を盛り立ててくれます。
水と絵の具がかわく過程で自然に作り出す模様は
自然の中で植物画色づいて行く行程ととても近いわけですね。

■カリフラワー?
このように「にじみ」「水しみ」をドライヤーで定着させると
ザラッとした粒子が際立って、エッジの効いた水彩画が仕上がります。

絵の具を塗った上に水をたらすと水が絵の具を押しのけて
カリフラワーのような独特の模様を作ります。
この通称「カリフラワー」と呼ばれている独特の模様を多用しているのも
私の描く水彩画の特徴です。

実際のモチーフにはこんな模様はないのですが
これが意外とモチーフらしさを演出してくれます。


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