イラストレーターのアトリエノート

イラストレーター城谷俊也のブログ。水彩画イラストで描いた作品や仕事実績をご紹介!

クライアント(=発注者)は、このイラストで何を語りたいのか?

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■打ち合わせで…
クライアントとの打ち合わせで
『こんな絵、描いて』って、ササッと描かれたラフをもらって
『わっかりました〜』ってそのまんま絵にする。

元来、これはイラストレーターにとってあまり褒められた行為では
ないように思われがちですよね。
イラストレーター当人にとっても、いわれるがままに描かされる
小間使いみたいで、プライドが許さなかったり…

■提案すれば良いのか?
じゃあ、『いやいや、こんなアイデアは如何ですか?
こうすればもっと分かりやすくてかっこいいイラストが出来ますよ〜!』
って、提案すべきなのか?

まあ、提案する方が良い場合もありますよね。
『おお、それいいね〜』なんてことになれば
ウィン ウィンでバッチリです。

■この通り描いて!
でも、『やっぱり、この通り描いて下さい!』なんて言われちゃって
『…この通り描くけど、変な絵になっても知らねえぞ…』何て思いながら
言われた通り描いて、やっぱり変な絵になちゃう…
これは最悪ですね。  

昨今、イラストに代わる表現も増えて来て
イラストを使う必然性のような、しっかりとした機能を果たすモノでないと
使って頂けないのではないかと思ったりします。

■何を語りたいのか?語らせたいのか?
発注者は、この絵で、何を語りたいのか。
ここが最も重要な訳です。

で、そのことをしっかりと語る=表現出来ているという前提のもとで
絵の奇麗さ、雰囲気とかおもしろさとかも、
しっかりと加味されていなくてはいけない。
そんな気がします。

すごく幅広い画力というか柔軟な発想力、構成力が
必要とされる訳ですね。

■テーマに沿ったイラスト
そういう訳で、それにかなっているかどうか
でも、そんなことを考えながら取り組んでいる絵がこちら。

映像イラスト2

『映像』という特集テーマです。
『ロボットが、映された映像の中から写真を見ながら
その写真の対象と同じ要素を探し出している。
そしてさらに、見つけたという瞬間を表現したい』
こんな内容を描いています。

最初にこの表現したい内容の詳細を聞くと
『え〜〜そんな〜〜!!』などと心の中で叫びたくなりましたが
『承知致しました!(キリッ)』と返し、ラフスケッチを描きながら悩みました。

■細かな工夫
ロボットの細かな動き。顔や体の角度。手の向き。
頭にランプをつけて光らせたり、指からポインタの光線を出してみたり
目からサーチライトを出してみたり。サーチライトはマップの
GPSみたいになっていて、探している感じを強調してみたり。
スクリーンの映像は、うるさくならないようにモノトーンにして
それぞれの要素がかぶらないように全体の配置構成を組み立てて
結構私なりに少ない頭脳を駆使して考えました。

何箇所かの修正はありましたが、おおむね順調に作業は進み
完成に漕ぎ着けました。

クライアント様にも満足して頂くことが出来ました。

言いたいことがちゃんと表現されている。
ここが、発注者にとっては基本なんですよね。

出来上がった紙面は、こちらから>>

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