イラストレーターのアトリエノート

イラストレーター城谷俊也のブログ。水彩画イラストで描いた作品や仕事実績をご紹介!

水彩画をカッコよく見せる方法 『ぬり絵式水彩画』

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■カッコいい?!
「かっこ良く見せる…」などというと、「え? この絵が、カッコいい??」って
突っ込まれそうで、ヒヤヒヤモノですが…(苦笑

まあ、それでもとにかくこうした水彩画イラストで
20年近くにわたって各方面の本や雑誌、広告などに作品を
提供して来ておりますので、ひとまずご容赦下さいませ。


■そんなにウマく、描けません!

で、水彩画の描き方はYoutubeなどでも沢山アップされていて
特に画家といわれる方々の腕前は、すごいな〜と
いつも感心させられます。

私は、イラストレーターとして水彩画タッチで描いていますが
恥ずかしながら、あんな風には全く描けません。
なので、ちょっと違った方法というか、手順で描いているんですね。


■ぬり絵のやり方で…
それが、今回お話しする「ぬり絵式〜」ということ。
色面をしっかりと決めて、その部分を丁寧に塗って行く。
この繰り返しで、描いています。

ひとつひとつの色面を塗るときは、手早く細心の注意をはらい
たらし込みや水ぼかしなどの手法で
水彩画独特の雰囲気のある色面を作って行きます。

でも基本、ぬり絵の繰り返しです。


■「たらし込み」
たらし込みというのは、淡く溶いた絵の具で
ひたひたに塗った面がかわかない、ぬれた色面に
水や違う色の絵の具をたらして、にじみの効果を出す方法です。

さらにかわかし方によっては、きれいな水しみなんかもついて
いい感じに仕上がります。


■「水ぼかし」
水ぼかしは、一度塗った色面の上から水だけを付けた筆で
なぞるようにしてぼかして行く方法。

こちらも、ガッシュや油絵などの不透明な絵の具で作るグラデーションより
やさしい、やわらかい感じに仕上がります。

「たらし込み」や「水ぼかし」はテクニックなので、コツをつかんだり
ちょっと練習することで慣れることが出来ます。

つまり下絵さえしっかり出来ていれば、私程度の水彩画は
描けてしまうという、自分の首をしめかねないお話です。(笑


■水彩紙に刷った下絵
今回描いた「機械の魚」の絵は、まさにその方法で描きました。
久々にデータ加工に頼らない、一枚の原画で仕上げたかったので
しっかりとした下絵を水彩紙にプリントしてみました。
ぬった時に下絵の線が目立たないように、
彩色の色調に合わせたセピア色のアウトラインにしました。

下絵2014



■完成すると…
そして、彩色完了がこちら。

彩色2014



■「水しみ」のこの感じ!

この絵の、このにじみや水しみのテクスチュアの感じが好きで
この手法を続けています。

拡大2014

これから水彩画をはじめたいという方、
どうやって描いたら良いか分からないという方など
こんな、ぬり絵式の水彩画の手法を試してみては如何でしょうか?





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