イラストレーターのアトリエノート

イラストレーター城谷俊也のブログ。水彩画イラストで描いた作品や仕事実績をご紹介!

イラストは、難しい内容を分かりやすく伝える

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■イラストの役割
イラストの役割を考えた場合、大きく2つの要素に分かれると思います。
まずひとつは、情報を分かりやすく伝えること。
もうひとつは、雰囲気を演出すること。
イラストが使われる場面に応じて、この二つの比率は変化しますが
おおよそ、この2つの役割が重要度の大半を占めるのではないかと考えます。

なかなか理解しづらい難解な内容があったとします。
文章だけでは理解しづらいし、第一読む気が起こらないようなとき。
内容に添ったイラスト、また内容に対して問題提起をするイラストなどを置く。
そうする事で、まず目に留まる。「何だろう?」と関心を集められる。
読者の思考をまずイメージで文章の内容に添って方向付けられる。
これだけでも随分文章は、読みやすく理解しやすくなります。

※こちらのイラストは、パソコン雑誌に使用されたもの。
全体を通して解説してある『様々なアナログな素材をデジタルデータにて
整理するととても便利』という内容を、総括的に表現した
取っ掛かりとも言えるイラストです。

説明イラスト

■分かりやすく伝える
ひとつめの「情報を分かりやすく伝える」場合。
フローチャートのように全体を解説しきる場合もあれば
その内容に向き合う読者をキャラクターとして登場させ
共感を抱かせるようなアプローチも出来ます。

学術論文のような文面でも、カット的にイラストで
フォローして行くと文章は、各段に読みやすくなります。

なぜか?

イラストレーターがその文章を一旦理解し、分かるように工夫し
描いているからです。当たり前のようですが、文章を書いて伝えたい人と
読者の橋渡しを、イラストレーターがしているから
分かりやすくなる訳ですね。

ここが、イラストレーターが重要な役割を果たしているところです。

近年イラスト素材集などが多く出回り、安く簡単にイラストが
使用出来るようになっていますが、本来イラストによる
質の高いコミュニケーションを考えた場合は、制作段階から
イラストレーターがしっかりと内容に関わったイラストを使う方が
有効なのは言うまでもありません。

■雰囲気の演出
ふたつめの役割の「雰囲気の演出」では、伝えたい内容の
具体的ではない、イメージ付けのようなことが出来ます。
堅い内容をそれらしく堅く拡張高く表現するのか。
また、堅い内容だから柔らかく表現するのか。
制作者の読者に対する様々なアプローチが
イラストによって可能になります。

様々なイラストレーターは、それぞれ異なった個性の作風を持っています。
絵だからこそ、十人十色様々なテイストが選べる訳です。
内容にあったテイストを選ぶ事で、またその場で表現したい状況に
合わせたテイストを選ぶ事で、まずイメージの段階で内容を
より読者に近づける事が出来る訳です。

こうしたイメージ付けをする事で、読者の気持ちに残る
深い印象を与える事にもなります。楽しんで読んでもらう事も出来ます。

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