イラストレーターのアトリエノート

イラストレーター城谷俊也のブログ。水彩画イラストで描いた作品や仕事実績をご紹介!

3つの「あったらいいな」

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記憶に残るクレーンの風景
記憶に残る風景のひとつに 蒼井そら、いや
青い空にそびえ立つ、赤と白の巨大なクレーンの姿があります。
そのあまりに壮大な美しさに目を奪われた記憶が過去に幾度か。
工事現場の殺伐とした風景の中、にょっきり天に向かって首をのばす姿。
地上の喧噪から離脱して澄み渡った青空を背景に
いつも悠然とした姿を見せてくれます。

まるでキリン、いやもっと巨大なブロントザウルスのような
そんなイメージをだぶらせていました。

キリンクレーン

合格教本の表紙イラスト 
で、今回はそのキリンの形をしたクレーン車の群れを描いてみました。
いつもお世話になっている技術評論社さまの合格教本の
新しい表紙イラストです。このシリーズは、基本的にテーマは自由で
何を描くかはオマカセなので、いつもオリジナルに近いテンションで
楽しく描かせて頂いております。

ただ、書籍の方向性として「合格教本」ということで
ポジティブな感じや、成功・開花するイメージ。
教育をイメージするものなど、そこはかと方向性を
匂わせる必要がある事は否めません。
自由と言っても好き勝手に描ける訳ではないのです。

キリンの形を模したクレーン
今回のキリンの姿に模したクレーン。
クレーンは、工事に使う重機なので物を作り上げるイメージがあります。
それで木を植えたり水をやったりしている訳で、『育成』のイメージも
絡めています。機械だけ描いていると味気ない雰囲気になってしまうので
いつも動物や植物の形にだぶらせた機械を描いています。
面白味の点でもこの方が見て頂く方の目を引く事ができますし
何より形状が近いという事は、機能的にも似せた動物と
描きたい機械の機能につながりがあるという事があります。

キリンとクレーン、機能は同じ
実際キリンは、長い首をつかって他の動物では届かない
高い木の上の葉を食べたりするわけで、クレーンの
高い所にモノを釣り上げたりする機能に通じる所があります。
自然界の法則とでもいうのでしょうか、形と機能は
深い関連性があるということ。つまり形を描く事でその機能=役割を
表現する事が出来るという事なのです。
単純にクレーンを描くより、目に慣れた動物=キリンの形になぞらえて描くと
目に届きやすいし、その潜在的なイメージもぶれないでより強く
表現したいイメージを伝える事が出来るのではないかとと思うのです。

象の給水塔

「象」やら「えんどう豆」やら
そんな訳で、今回描いた『キリン型クレーン』
過去には『象型給水塔」を描きました。
象の大きな体とホースのような鼻を給水車とか給水タンクの
ようなイメージにだぶらせてみました。

えんどう豆輸送船

この前テレビで液化天然ガスの運搬船の映像を見たのですが
これが驚くべき事に以前描いた「えんどう豆型輸送船」にそっくりでした。
別に描く時に天然ガス輸送船をモデルにした訳ではないのに、です。
自然の中で生み出される形の必然性と人間が機能を考えて
生み出した物の形には、つながりがあると言う事のなのでしょうか。

LNGタンカーの画像はこちら
   ↓↓↓↓
http://f.hatena.ne.jp/unsui456/20110119004449

より楽しく分かりやすくイメージを伝えるための一連のイラストですが
モトをただせば、「キリンのクレーンなんかが、あったらいいな~」と
いうところに立ち返ります。今回は、近作とそれに繋がる
「あたらいいな~」イラスト3つをご紹介しました。


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